講習会

沢登り教室を修了

今年の6月から半年間学んだ沢登り教室の修了式が、この日、目黒さつき会館で催された。2010年12月から参加した雪山教室、2011年6月から参加した岩登り教室に続いて、東京都山岳連盟・安全登山委員会が主催する三つ目の入門者向け講習会だったが、この2年間、…

クマに出会わないための基礎知識

飯田橋で開催された「クマに出会わないための基礎知識」という勉強会に参加してみた。事前予約不要で当日直接行けば良いものだったが、参加者は35名ほどの規模。およそ1時間半ほどの講義・事故事例紹介と30分ほどの質疑応答だった。主催は東京都勤労者山岳連…

沢登りの実技講習に向けて

沢登り教室の初回実技講習は、6月16日(土)・17日(日)。日程が間近なので、急いで装備品を揃えることにした。 沢靴 沢靴は登山用品店でキャラバンのモデルを履き比べてみた。 キャラバン製品>渓流一覧 http://www.caravan-web.com/caravan/keiryuu/index.html…

沢登り机上第一回・オリエンテーション

昨年受講した岩登り教室に続いて、今年は沢登り教室を受講することにした。机上講習は、これまでと同じく、小田急線の参宮橋から歩いて10分ほどにある、代々木オリンピックセンターで開催。この日は沢登りの心構えと必要な装備が説明され、参加費無料。内容…

岩登り実技第一回・三ツ峠2日目

起床から朝食 2日目は、7時の朝食に間に合うよう起きる指示になっていたが、前日は21時過ぎで早々寝たことから、5時には目覚めてしまった。身支度を整え、ゆっくりと待つ。窓から外の様子を見ると、深夜に雨が降ったらしく、地面や木々が濡れている。しかし…

岩登り実技第一回・三ツ峠1日目

岩登り教室の最初の実技講習。今回は山梨の三ツ峠へ行き、岩登りの基本を学んだ。 河口湖駅に集合、四季楽園へ 河口湖駅へ朝9時20分に集合の指示だったのだが、中央線の高尾駅で人身事故が発生し、新宿からおよそ50分遅れで河口湖駅に向かうことなった。講師…

今週末の実技講習に向けて

6月25日(土)・26日(日)は、いよいよ岩登り教室の実技講習一回目。そのため用意したクライミング装備品が、この写真だ。 テープスリングは、3本ともナイロン製で色違いにした。カラビナは、いろいろ種類を混ぜてみた。チョークバッグは、ガタイの目立つ自分に…

岩登り机上第二回・岩登りの基本(ロープワーク)

岩登りの概論 岩登りは、普通の登山に比べ道具が増え、多くの技術が要求される。まず、役割分担から説明が始まった。 下で安全を確保する立場の人がビレイヤー、先頭(トップ)を登っていく人がリーダーだ。これは、パーティー編成のリーダーとは意味が違う。…

岩登り机上第一回・オリエンテーション

5月をもって、都岳連の雪山教室はめでたく修了。 6月から開講される岩登り教室と沢登り教室、どちらに参加すべきか? 自然と触れあう楽しさ、夏の涼をとる意味でも、沢登り教室に興味が湧いてはいるが、自分がまず習得すべき基本技術を考えれば、優先順位は…

雪山実技第六回・唐松岳登頂 2日目

(作成中)

雪山実技第六回・唐松岳登頂 1日目

(作成中)

雪山机上第七回・地形図の見方 コンパスの使い方

地形図を用いての机上登山 (作成中) 次回の計画説明 次回の実技講習は、5月21日(土)・22日(日)の2日間で、後立山連峰の唐松岳への登頂を題材に、今回学んだ地形図とコンパスによるルートどりを実践する。また、講師が同居しない形で受講生自身がテント泊を行…

雪山実技第五回・赤岳登頂 2日目

起床から出発準備 ふいに目覚て時計を見ると、午前2時。起床時刻までまだ1時間ある。寒さは感じず暖かい。枕元に置いた時計の温度表示を見ると、気温は5℃。トイレに行きたい感覚もあるが、あと1時間、もったいないのでまた寝ることにする。 午前3時、セット…

雪山実技第五回・赤岳登頂 1日目

新宿から美濃戸口へ これまでと同様、朝7時に新宿駅前に集合。自分はうっかり寝過ごしてしまい、集合時間ぎりぎりに到着。待ち合わせ場所で「よし、君で最後だよ」との講師の笑顔に、ごめんなさい!と言いつつ、チャーターされたグリーングラスバスに乗り込…

雪山机上第六回・春山について

春山の特徴と注意点 講義に入る前に、今回の震災で尊い命を絶たれた方々のため、全員で黙祷を行った。 気象のリスク 春山における危険要素は、めまぐるしい気象変化だ。3〜4日周期で、移動性高気圧がやってくるが、初夏のような暑さから冬の寒さまで、わずか…

番外編・廣川健太郎氏トークショー

仕事帰りに、廣川健太郎さんと馬場保男さんのトークショーに行ってきた。場所はモンベル渋谷店5Fのイベントスペース。2月25日、NHKエンタープライズよりリリースされた「大氷壁に挑む〜谷川岳・一ノ倉沢」の発売記念イベントだ。ブルーレイとDVD形態の映像ソ…

雪山実技第四回・硫黄岳登頂 2日目

起床、食事、出発準備 5時過ぎに起床。幸いにもトイレはまだ渋滞していない。本日の行動で使うサブザックを出し、荷物を整理する。サブザックで持っていくもの以外は、メインザックごと小屋に置いて行ける。 朝食は6時15分から順に摂ることができるが、ぎり…

雪山実技第四回・硫黄岳登頂 1日目

新宿から美濃戸口へ 前回の谷川岳と同様、朝7時に新宿駅前に集合し、チャーターバスで出発。今回は小屋泊まりのため、必要な装備は少なくて良い。出発前の準備に要する時間が短くて済むこともあり、気持ちの余裕が前回とは違う。 走り出したバスの車内では、…

雪山机上第五回・救急法(凍傷・低体温症)

救急法の講義 共通する基本知識 まず、凍傷・低体温症に関する注意は、冬期に限ったものではないことだ。「夏は冬のために、冬は夏のために」、四季を通じ必要なスキルと考えなければならないのだという。そして、リスクは単独の要素ではなく、さまざまな要…

雪山実技第三回・谷川岳〜登山センター上部 2日目

起床〜朝食 5時半頃、目覚めた。寝入り始めは少し肌寒さを感じていたのだが、起床時はすこぶる暖かい。よくよく考えてみると、自然の気温は普通、深夜から明け方にかけて下降していき、明け方頃が最も寒いわけだ。このリズムに人間のカラダは順応する仕組み…

雪山実技第三回・谷川岳〜登山センター上部 1日目

2月3日の机上講義を踏まえて、雪洞構築泊を行った。 新宿から土合へ 今回もチャーターバスで現地へ向かう。集合は新宿駅前で朝7時。座る席は自由だが、何となく各自のポジションが決まってきた雰囲気だ。早朝出発のためか、前回の富士山行きに比べると、車内…

雪山机上第四回・緊急避難と雪洞の作り方

ビバークと雪洞 次回の実技講習に向けた、雪洞に関する講義を受けた。 まず、用語として、野営(キャンプ)と露営(ビバーク)の違いが説明された。露営はさらに、計画露営(フォーカスト・ビバーク)と不時露営(フォースト・ビバーク)に分類される。次回、実技講…

雪山実技第二回・富士山五合目 2日目

起床〜朝食 5時半に目覚めた。小屋の窓には、びっしりと霜が付いていて、極寒の地に来ていることを実感する。 朝食は7時からなので、時間には余裕がある。身支度とトイレを済ませたあと、小屋周辺を散歩してみたが、カラダが慣れてきたらしく、寒さや空気の…

雪山実技第二回・富士山五合目 1日目

いよいよ、富士山での雪上訓練だ。 佐藤小屋までの行程 前日(1月28日)の21時50分、新宿駅からチャーターバスで出発。今回の参加者は欠席なしの33名。 2時間ほどで、宿泊先のロイヤルホテル河口湖に到着。ここで5時間程度寝て、朝6時、チャーターバスでロイヤ…

雪山机上第三回・雪山歩行の基本と用語説明

机上講習の三回目は、雪山独特の用語説明を交えながら、基本技術について講義を受けた。 コースに応じた特徴と危機回避の知識 樹林帯/森林限界/稜線/沢筋/雪原/岩場のそれぞれに応じて、必要な技術と注意点がある。「このような危険がありうる」という想定を…

雪山実技第一回・谷川岳〜白毛門/天神平 2日目

朝食も沢山のおかずで満足。 今日は、ロープウェイで天神平スキー場まで上がることになった。ロープウェイのキャビンは、丸っこく宇宙船のポッドのようで、ちょっとかっこいい。冬山装備に身を包んでいると、SFチックな高揚感がある。 天気は快晴で風も弱く…

雪山実技第一回・谷川岳〜白毛門/天神平 1日目

首都圏は晴天が広がっていたが、途中乗り換え地点である水上駅でまで来ると、大雪が降っていた。 10時15分、土合駅に集合。挨拶に続いて、講習はまず、スパッツや手袋などの装備を身に着けるところから始まった。薄く雪が積もった駅前の砂利地で、講師の説明…

雪山机上第二回・冬山の気象

正式に申し込み、参加確定。今回の参加者は合わせて33名とのこと。 まず、講師から雪山経験が尋ねられ、挙手した結果は、ほとんどの人が2000メートル級の雪山経験あり、3000メートル級の雪山経験者は3名のみだった。自分も2000メートル級までの経験なので、…

雪山机上第一回・オリエンテーション

冬期にも本格的な登山をやってみたい。そう思ってはいたのだが、危険と隣り合わせになるため独学では無理だ。どこかできちんと教わるためには時間が要る。幸い、何とか仕事のほうは都合のつく目処が立ってきたので、思い切って、岳連主催の講習会を受けてみ…