帯状疱疹

周りで帯状疱疹に罹った方が複数いる。この時期に集中するのは、花粉症あるいは対処薬と関係しているのかも知れない。自分が罹患したのもこの時期。2005年のことだったので、当時の記録をガールフレンドとのメールから拾ってみた。

 

005/3/19
体調よくないみたい。暑いのと寒いのが一緒に来てる感じで、頭がフラフラします。
それと、腰に、じんましんがボロボロ出てしまってて、この調子だと明後日も無理っぽいです。
困ったなあ。
じんましんは、もしかすると花粉症の薬でアレルギーが出たのかも知れません。
なので、花粉症の薬は使わないようにして、風邪薬だけ飲んで様子を見ています。

2005/3/20
かなりやばい感じ。
症状ですが、全身だるく、体右半分の腰から足にかけて麻酔がかかったような痺れと痛みがあります。
じんましんと思ってたのは、みずぼうそうみたいな感じになってきました。
Webで調べてみると、どうやら帯状疱疹というやつにかかったようなので、連休明けに病院へ行ってきます。帯状疱疹というのは、過労などで抵抗力が低下したときに、人間の神経にもともと潜むウィルスが暴れて発症する皮膚病の一種です。薬を処方してもらえば痛みなどはすぐに引きますが、皮膚のただれが完治するには三週間くらいかかるようです。

2005/3/21
体調のほうは、鎮痛剤とビタミン剤飲んで何とか寝てる有り様です。
右の腰から大腿が麻酔かかったみたいに痺れているので、近所のコンビニへもよろよろ歩いて行っています。
幸い、食欲はあるので良いのですが。

2005/3/21
ネットの医療情報で見ると痺れは温めた方が良いみたいなので、下半身布団にくるまった状態でずっと過ごしています。あと、右肩が張って、痛いようなくすぐったいような感じです。神経組織に繁殖するウィルスだからでしょうが、気分が滅入ります。

2005/3/22
今日行った病院は、済生会という川口市で一番大きな総合病院です。
処方された薬は、バルトレックスという抗ウィルス剤と、鎮痛剤、胃腸薬、そして腫れたところに塗る軟膏です。バルトレックスは日本で使われ始めてからまだ3年ほどしか経ってない新薬で、効き目は抜群だけど副作用はまだ未知数というちょっと恐い薬です。とりあえず二回飲んだ感じ、ショックなど起こってないので一安心ですが…。
処方された鎮痛剤がよく効くようで、痛みはかなり穏やかになってきました。でも、すごく眠いです。自宅でひとり寝てると、心細い感じで滅入ります。
仕事のほうは、明日、朝から重要な打ち合わせの予定が入っているので、出社の予定にしています。会社の者の話によれば、以前、別部署で同じく帯状疱疹になった人がいて、1週間休んだそうです。痛みや腫れの具合を見ながらですが、たぶん、今週は時間を抑えた勤務になると思います。
なお、一昨年に皇室の雅子様が入院されたのも、この帯状疱疹です。

2005/3/22
寝るとき、右半身を圧迫すると剣山に乗るような痛みがくるので、寝返りを打てないんですよ。

2005/3/23
おはよう!
寝てる間に足が掛け布団の外に出てたみたいで、冷えてて、痛みが増したみたいです。うー、辛い!

2005/3/23
今、仕事から帰ってきました。明日は1日休んで、明後日(金曜日)また仕事に行く予定です。

2005/3/24
今日は1日、自宅で寝てました。
体の症状は進行が止まったものの、まだ直りつつある実感がありません。ちょっと心配になってきました。
明日はいっそのこと休もうかなあという気さえしてきています。
帯状疱疹は、症状が長引くと、神経がウィルスでぼろぼろにされて、一生、神経痛と付き合わなければならないことになるようです。命には別状ないものの、困った病気です。
今はとにかく、体調を戻すことを最優先しなければと思っています。
精神的ストレスも治りに大きく影響するそうなので。

2005/3/25
今日は仕事休むことにしました。寒さが影響してるのか痛みがひどいです。エアコンで暖めて室温は高いはずなのに、寒い日はやっぱり寒い。
朝食とって薬を飲んだら、落ち着いてきましたが、食べて寝てばかりだと太りそうでこれも困ったもの。
とにかく日曜日までに元気を取り戻せるよう、頑張ります。

2005/3/26
体調は、足の痛みと痺れは少し軽くなった気がします。でも、腰が昨日よりも痛いです。やけどのような熱っぽい痛みに、ときどき、輪ゴムでパチン!と弾かれるような鋭い痛みが走ります。
症状が始まりは、足→脇腹→腰→股間→背中の順に拡がった感じなので、足が先に回復するのかも知れません。脇腹は痛みはあまりないのですが、皮膚表面のただれは一番強いです。

2005/3/29
病院へ行ってきました。
心配だった内蔵系は問題なしでした。もちろん、HIVもありません。病的な免疫力低下の要因は見られないそうです。
また、ウィルスはかなり減少しているので、薬をしばらく飲んでいればたぶん回復するとのこと。ウィルスが死んでも、ぼろぼろになった神経が回復するにはしばらくかかるそうで、一応1か月くらいがメドですが、これは人によってさまざまなようです。あとは、患部を冷やさないこと、無理をしないよう注意することだそうです。

2005/3/29
今、帰ってきました。
診断書を会社を持って行き、今後の仕事のことを相談しました。精密検査の結果が問題なしだったので、みんなほっとした感じです。来月一杯は、仕事量を半分くらいにしてもらい養生することにしました。

2005/3/30
仕事はとにかく頑張るとかの精神論じゃダメなので、どこまでできるかを確実に押さえて対応します。

2005/4/5
先週、仕事を再開してから一週間経ちました。職場に同じ病気の経験者がいたおかげで周りの者の理解も得られやすかったようで、業務についてはあまり問題なくフォローしていただいています。
症状の回復の経過も順調なようで、寒いときでなければ痛みも収まってきています。皮膚の状態が収まるまでにはまだ若干かかりそうですが、これもそれなり回復してきています。

2005/4/21
体調は、ほぼ痛みがとれて、日常生活にはほとんど支障がない感じです。もうあと二週間、腫れの跡ができるだけ収まってくれるのを待っているのが最近の状況です。