反省点

笠ヶ岳縦走を振り返って

クリヤ谷ルートの山行時期 今回、クリヤ谷を登って思ったのは、とにかく暑いことだ。クリヤ谷登山口の標高990メートルは、奥秩父の三峰神社口の標高1040mといい勝負。そして、雲取山頂上の2017メートルに相当するクリヤ谷のポイントは、最上部水場の標高2040…

双六方面の残雪期ルート

双六小屋の公式Webサイトに、ゴールデンウィーク時期の参考ルート図が示されている。 双六小屋>最新情報>2007.03.20 http://www.sugorokugoya.com/saishin/saishin_0602/saishin_1.html 双六小屋>最新情報>2007.04.24 http://www.sugorokugoya.com/saishin/s…

幕営地気温の予測

山行を計画するにあたり、よく考えなければならないのが気温の予測だ。飛騨地区については、小糸焼さんのサイトがライブカメラとともに高山市街地の気温記録を公開されており、このデータが非常に有用だと思う。 小糸焼窯元から見た「飛騨の里通り」の風景と…

積雪の双六岳周辺山行を振り返って

交通手段 いつものことながら、夜行の毎日アルペン号やさわやか信州号での移動は、睡眠不足と疲れに悩まされる。さわやか信州号は料金が高い三列シート車を使う手もあるが、早々に予約の埋まってしまうことがネックだ。 ルート選択とも関係するが、どうせ初…

雪山撮影での課題

上記の写真は、今回の燕岳登山で持ち込んだ撮影機材一式だ。 カメラボディーはPentax K-5とK-20Dの2台体制。レンズはPentax DA10-17mmF3.5-4.5 Fish-Eye、DA17-70mmF4、DA☆60-250mmF4の三本とし、K-5に17-70mmを、K-20Dに60-250を常時マウントしてレンズ交換…

装備と行動能力

装備を30kgまでに抑えた場合、今の自分の体力でコースタイム通りに歩けることが検証できた。ただし、30kg担いで楽しく歩けるのは、いいとこ5時間くらいだと思う。 来月に予定する秋の紅葉シーズン山行を想定して、今回、(必要もないのに)三脚を手持ちで歩い…

食料

食料については、今回、パスタ類としてスパゲティーとペンネを持っていってみたが、スパゲティーだけで良かったと思う。味の変化はソースで決まるので、スパゲティーからペンネに替えたところで飽きを避ける効果はない。ペンネはパイプ状になっている分、同…

衣類

持っていった装備の内容を見直してみよう。 まず、衣類については、ダウンベストとウインドブレーカーが不要だった。盛夏時期は、山頂でご来光を待つような場合でないと、これらは出番がないだろう。 反対に、あったら良かったなあと思ったのは、フリースパ…

装備の重さ大きさ

何より、40kgの重装備で行ってしまったのは、結果として雲ノ平を甘く見ていたことに他ならない。難所や危険箇所がほとんどないルートではあるが、体力的にキツい箇所は多く、軽量化を意識して行くべきコースだったのだ。実際、他の登山者を眺めても自分のよ…

ルートの選択

往路については、もっと楽なルートも採り得たのが、ちょっと悔やまれる点である。3日目、双六から三俣蓮華岳へは巻き道ルートを採ったが、ここはたぶん、中道ルートにしたほうが楽だったのではないか。黒部源流域から雲ノ平に採った直行ルートは、重荷で急坂…

行動日程

山行始めからすでに1か月が経って今更ながらの感はあるが、備忘録的に反省点を書き残してみる。まずは、行動日程だ。 計画では3日目に雲ノ平へ辿りつく予定だったが、実際の行動では4日目に雲ノ平へ辿りついた。その大きな要因は、2日目に双六まで行けず鏡平…

山から離れた今年

今年1年を通じて山へ行ったのは、丹沢のたった1回だけだった。理由は四つある。まず、週末や連休に天候の崩れる日が多かったこと。歯の治療でほぼ毎週、日曜日に通院していたこと。8月、仕事のピークで休暇をとれなかったこと。そして、IT技術トレンドの変化…

新穂高温泉からの帰路

毎日アルペン号・昼行 (新穂高温泉)出発14時30分→(新宿)到着20時00分、片道合計6,500円(新宿からのアクセス除く)。安い。トランク収納の関係から、ザックの大きさに制限あり。事前予約で乗る必要から、下山の日時が縛られる。日曜日や連休最終日は、渋滞にハ…

新穂高温泉までの往路

毎日アルペン号・夜行 (秋葉原)出発21時50分→(新穂高温泉)到着06時45分、片道合計6,500円(秋葉原までのアクセス除く)。安い。運行日は絞られるが、10月11日まで便あり。トランク収納の関係から、ザックの大きさに制限あり(背負った際に頭上を大きく越える特…

上高地からの帰路

さわやか信州号 (上高地)出発14時00分→(新宿)到着20時30分、片道合計6,000円〜7,000円(新宿からのアクセス除く)。安い。事前予約で乗る必要から、下山の日時が縛られる。日曜日や連休最終日は、渋滞にハマってまず定刻には着かない。 上高地バス→(新島々乗換…

上高地への往路

さわやか信州号・夜行 (新宿)出発23時00分→(上高地)到着06時00分、片道合計6,000円〜7,000円(新宿までのアクセス除く)。安い。その代わり疲労極大。座席間隔が狭く、トイレ休憩や低公害車体への乗り換えで頻繁に起こされる。夜行バスの中でもここの快適度は…

今年の行動を振り返りつつ、首都圏から北アルプス南部までのアクセスを考えてみる。自分はクルマを持っていないので、すべて公共交通機関の利用が前提だ。

夏ではないので発汗は大したことないだろうと思っていたし、実際、行動中もカラっと乾いた感じだったが、山頂に着いてから額を触ってみると、粉を吹いたように塩がびっしり付いていたのにびっくり。また、下山途中では、ナトリウム不足らしい軽いバテ症状(足…

テントおよび夜間

ライトの天吊り方法は、少し工夫した方が良さそう。カラビナでは光の方向を自由に変えられず、不自由に感じた。

写真撮影

最もフォトジェニックなタイミングは早朝または夕方であるし、どのみち、ザックを背負ったままでは写真への集中力も限られる。交換レンズの大きなものはザックに入れたままでOK。 今回、フォトストレージを持って行ったが使う機会はなかった。しかし、撮った…

食事

噂通り、ジェットボイルクッカーは、海抜が上がると火力が低下するようで、平地より調理に時間を要した。 アルファ米+レトルト牛丼は、ご飯のコシがないので不満がつのるし、テント内に臭いがずっと残り、快適感を損なう。重量や調理時間を考えると、ボツメ…

携帯電話

auに換えて良かった。 山頂より少し降りた尾根が通じやすい。キャンプ地は地形的に圏外になる場所が多いと思われる。行動途中で良好な場所を捕まえるのが良い。 不感地帯では電池消耗が大きいので電源を切っておきたいが、電源を切ると入感地帯が分からない…

水濡れ対策

テント撤収時、シュラフやロールペーパーをうっかり濡らしてしまった。小さな防水袋を多めに持っておいて備えたい。 フリーズ対応ジップロックでも、簡単にピンホールが開く。再利用は考えず、使い捨てと割り切るのが良い。 インクジェットプリンター出力や…

飲み水

今回の装備で担げる水は、4リットル程度が限界と思われる。6リットル担ぐのは辛いし、水場に1日1回着けるルートなら、そこまで要らないだろう。 前々週に丹沢縦走(ヤビツ峠→表尾根→塔ノ岳→大倉)を行った際の教訓を活かし、今回、必ず2リットルは切らさないよ…

服装

最初、化繊Tシャツで行動していたが、途中から前ボタンの化繊長袖シャツ(肌着なしで直着)に変更。Tシャツよりも肌に張り付かず、汗の乾きが早くて良かった。 スパッツを持って行ったが使わなかった。泥だらけになったズボンの裾を見てスパッツしておけば良か…

行動注意

道誤りと滑り転びが、トラブルの定石通り、気が緩んだ下山で起きた。下山時は慎重に。