幕営地気温の予測

山行を計画するにあたり、よく考えなければならないのが気温の予測だ。飛騨地区については、小糸焼さんのサイトがライブカメラとともに高山市街地の気温記録を公開されており、このデータが非常に有用だと思う。

小糸焼窯元から見た「飛騨の里通り」の風景とリアルタイム気温、湿度データ
http://koitoyaki.com/livecam/

小糸焼さんの観測地は自分が昔通った松倉中学校近く、小高い丘の標高600m付近にあるため、100mにつき-0.6℃の逓減率で予測すると、標高1400m付近のワサビ平は-5℃、標高2300m付近の鏡平は-10℃、標高2600m付近の稜線なら-12℃の気温差を見込めば良いだろう。

今回のゴールデンウィーク時期のデータを読んで算出すると、山での実気温ともよく合っている。また、5月10日以降で急に平均気温が10℃くらい上昇している点も興味深い。鏡平や弓折岳の稜線でも最低気温が0℃を越えたと思われ、一気に雪解けが始まったことだろう。