食料

食料については、今回、パスタ類としてスパゲティーペンネを持っていってみたが、スパゲティーだけで良かったと思う。味の変化はソースで決まるので、スパゲティーからペンネに替えたところで飽きを避ける効果はない。ペンネはパイプ状になっている分、同じ重量ならばスパゲティーよりも体積を要することも、デメリットだ。
ご飯(アルファ米)のおかずとして何か繊維質が欲しく感じることも、改めて感じた課題である。後から気付いたのだが、今回のような飛騨高山側から入山する場合は、飛騨の漬け物を駅前やバスセンターで買って持ち込む手が使える。上高地からの入山なら、野沢菜でもいいか。めしどろぽう系の刻んだ飛騨漬け物なら、食べるときも手間いらずだ。
棒ラーメンにコンビーフは、今回試してみて大成功だったが、コンビーフは空缶の持ち帰りがわずらわしい。最近、ビニールパック入りのコンビーフ(正確にはコンミート)を近所のコンビニで見つけたので、今後はそれを活用しよう。
飲み物は、粉末ジュース類が不要だった。今回、ビタミンC剤として試しにタケダのハイシーL錠を持っていってみたら、甘酸っぱいもの欲しさを満たす効果が発揮され、ジュース類を飲みたいと思うことがなかった。飲み物は、スキムミルクとお茶と味噌汁があれば十分だ。ただし、フルーツゼリーやヨーグルトのようなデザートは、食べてみたいと思った。先日、スキムミルクフルーチェが固まることを検証できたので、次の長期山行の機会には持っていってみようと思っている。
それにしても、主食にもうちょっとバリエーションが欲しい。以前にはソバの乾麺を持っていったこともあるが、ソバは茹でるのにお湯を多く要するのがデメリットだ。稜線上の山小屋の軽食メニューでソバをあまり見かけないのも、湯量の問題が大きいためではないか。代わって、近々研究を予定しているのが、粉末タイプのマッシュポテトだ。マヨネーズとハムと適当な野菜があれば、ポテトサラダができる。これはぜひ山で食べてみたい。軽量で日持ちする何か良い野菜はないものだろうか?