上高地から新穂高温泉へ

今回は、5日間で鏡平と涸沢の紅葉を狙おうという欲張りなプランである。二兎を追う者一兎をも得ずとなっては元も子もないが、まあ、どちらか良ければそれで良しとする。
不安要素は何より天気だ。予報によると、5日間のうち晴天が望めそうなのは初日と最終日の2日しかない。真ん中の3日目が雨で、その前後も曇り時々雨だという。見事に天気の谷間を挟む形となってしまった。
前日23時に新宿から夜行バス・さわやか信州号で出発。例によって、狭い座席と度々の休憩停車で安眠とはほど遠い過酷なバス旅だ。それでも、今回、空気注入式の折りたたみ枕と足マットを持っていったおかげで、極端な睡眠不足には陥らずに済んだ。

朝5時半頃、上高地に到着。上高地からは濃飛バスで神話鷹温泉に向かうのだが、バスの出発時刻は7時30分。2時間も待ち合わせ待ち時間がある。6時になると、バス停脇の食堂がオープンした。これ幸いと、朝食を摂ることにする。

朝食メニューは和食と洋食があり、洋食をオーダーした。上の写真の通り、喫茶店のモーニングセット相当の内容だ。欲を言えば、コーヒーをおかわりしたかったところだが、わざわざ追加料金を払って飲む気にもならず、上高地の水を飲みつつ時間をつぶした。