鏡平と涸沢

このところ休日出勤が続いたので、10月の三連休に代休二日を足して五連休の予定が組めそうだ。行き先の第一候補はもちろん、鏡平。ただ、鏡平にはキャンプ地がないため、山荘泊まりとせざるを得ない。山荘泊まりで四連泊はさすがに出費がかさむし、祝日三連休は激混みで不快な思いをすることになるだろう。そこで、10月7日(木)・8日(金)の二泊は鏡平山荘に泊まり、9日(土)・10日(日)の二泊は別の場所でテント泊を考える。
同時期に紅葉を求めてのテント泊なら、涸沢か槍沢が有力候補だ。鏡平から近いところで奥丸山やクリア谷も面白そうだが、鏡平から降りた後に入るには、ちょっと中途半端なコースだと思う。涸沢や槍沢へ向かうには、濃飛バス新穂高温泉平湯温泉乗換→上高地の路線を利用する。
涸沢と槍沢を比較すると、キャンプ地までのアプローチは槍沢の方が近いが、涸沢の紅葉の最盛期が10月7日(木)あたりと予測されていることから、ちょっと標高が高い槍沢付近は10月9日頃に入るとがっかりする可能性が高いのではないか? なので今回は涸沢へ行くことにする。
10/6(水) 出宅→新宿→(夜行バス・さわやか信州号)
10/7(木) (夜行バス・さわやか信州号)→上高地→(濃飛バス)→平湯温泉→(濃飛バス)→新穂高温泉→鏡平
10/8(金) 鏡平(滞在)
10/9(土) 鏡平→新穂高温泉→(濃飛バス)→平湯温泉→(濃飛バス)→上高地→涸沢
10/10(日) 涸沢(滞在)
10/11(月) 涸沢→上高地→(アルピコバス)→新島々→(松本電鉄)→松本→帰宅
10月7日(木)の新穂高温泉へ行く交通機関の選択は、いろいろ悩んだ末、このようになった。少ない日数を有効に使うためには、夜行バスを利用せざるを得ないが、京王バスは7〜8月の間しか夜行バスを運行していないし、毎日アルペン号は週末でなければ運行しない。首都圏から向かうのに頼りになるのは、さわやか信州号だけだ。上高地には早朝6時頃着くが、濃飛バス上高地初便は7時30分からになるため、新穂高温泉へは8時33分に着く。
鏡平山荘に泊まる最初の二日間は、テント泊用装備(寝具、食料等も含む)が不要になるため、新穂高温泉でそれらをコインロッカーに入れ、装備を軽くして鏡平へ向かうことにする。今回、装備の全重量は先週の雲取山で検証した約30kgを予定している。そのうち、テント泊用装備は8kgほどあるので、差し引き22kgほどを持って鏡平まで上がる計算だ。ここまで軽いと、行動時間にはかなり余裕ができるだろう。
今回、1日の行動時間が一番長いのは、10月9日(土)の鏡平から涸沢までの移動日だ。鏡平を発つのは早朝5時を予定し、上高地から横尾までは早足で2時間を見込む。そうすれば、17時前に涸沢へ着ける計算だが、どうしても無理そうなら、横尾キャンプ地で泊まるか、行き先を槍沢へ変更する手もある。もっとも、涸沢でテント泊だったら、19時頃に着いたとしても大したリスクにはならないだろう。そのときの自分の体力と相談だ。