白岩山から雲取山、三条の湯へ


5時30分頃、起床。朝食は、アルファ米の梅わかめご飯と、秩父の漬け物、しじみ汁。予想通り、漬け物はヒット。繊維質がしっかり採れて、お腹にいい。
テキパキと支度・撤収を進めれば良いのだが、日頃の疲れが溜まってる上に、近場の山という安心感もあり、のんびりとしてしまった。結局、撤収を済ませて白岩キャンプ地を出発したのは、8時00分頃になった。

白岩山の頂上まで行くと、大きな雌鹿がいた。近づいても人を怖がる感じではなく、ゆうゆうとしている。野生動物には、さわらずそっとしておくのがマナーなので、写真を撮った後はこちらからすぐに立ち去った。

白岩山を下って芋ノ木ドッケに着くと、こうした注意掲示が現れる。ここから大ダワまでは、急斜面のトラバースなどがあって、要注意。でも、爽快感のある下り道で、非常に楽しいルートなのだ。
大ダワから先は、雲取山荘への登り道。尾根道(男坂)と巻道(一般坂?)のうち、今回は男坂を選んだ。雲取山荘へは10時00分頃到着。ここまでは、途中休憩時間を差し引くと、ほぼコースタイム通り。スピード検証はこれくらいで十分と判断し、あとはのんびり行くことにする。
なお、雲取山荘から山頂直下の巻道は、崩落箇所があるため、現在、利用禁止になっている。

山頂で昼食をとる。ヤマザキパン・ランチパックと、行動食としてこのところお気に入りの一本満足バーを食べた。ボソボソした粉っぽいカロリーメートや胸焼けするソイジョイは、もう不要だ。

11時20分頃、下山開始。富士山方向の眺望は雲が湧いてイマイチだったが、七つ石山方向は、くっきりよく見えた。

三条ダルミまで下ると、立派な角を持つ牡鹿がいた。白岩山で見た鹿と違って警戒心が強いらしく、草を食べながらもときどきこちらを睨んでいた。
三条の湯への下り道は、雨で土が緩み、滑りやすかった。いつもながら、このルートは鴨沢方面への下りと違い、あまり人と出会わない。単調な風景が続いて退屈なので、途中からラジオを付けて歩いたが、谷筋では電波が届きにくかった。

三条の湯へは、14時40分頃に到着。コースタイム2時間15分のルートなのだが、長めの途中休憩を何度もとったせいで、3時間20分も要した。最終バスの時刻を考えると、入浴は無理だ。
お祭バス停には、17時50分頃、到着。バス停にあった山荘おまつりは、雲取お祭り山荘と名前が変わっていた。七ツ石小屋と共通の経営になったようだ。山荘の人も、各所で小屋番経験を持つ若い人に変わり、山の話が楽しい。
http://kumotoriomasturi.web.fc2.com/index.html
ホームページに掲載されているが、素泊まり2,000円・夕朝二食付3,600円のライダーハウス料金が新設されている。これは安い。入山時にここで泊まり、翌日に雲取山へ登頂して鴨沢へ降りる1泊2日計画なら、雲取山荘や三条の湯に泊まるよりも低予算で済むだろう。紅葉シーズンの土曜日は混みそうだが、もし予約がとれるようなら、10月終わり頃にでもちょっと利用してみたい気もする。