白岩キャンプ地

今回は、白岩小屋のキャンプ地でテントを張ることにした。時間的には、雲取山荘のキャンプ地まで行くこともできたが、17時半頃の到着で日没ぎりぎりとなる。テントを張って夕食を作りはじめる頃には真っ暗だ。非常訓練ではないので、余裕を持っておくほうがいい。
テントを張って30分ほど休憩した後、水場へ行って4リットル汲んできた。往復20分ほどの沢へ降りる道、利用するのは3年ぶりだ。最後の下降部分だけは固定ロープを頼りに急斜面を降りるが、それ以外は積雪期でなければ普通に歩ける道だ。水量が豊富で、水の味も悪くないと思う。少なくとも、三峰駐車場で汲んできた水道水に比べたら、ずっと旨い。
夕食は、先月の雲ノ平縦走で余ったペンネをきのこ醤油ソースで食べた。ペンネ開封して1か月以上経ったためか、何となく、雲ノ平で食べたときより不味い気がする。
寝具は今回、マットを新調した。モンベルのU.L.コンフォートシステムパッドという製品で、枕・マット・足マットが連結できる仕組みになっている。空気注入式で、今まで使っていたロールマット(リッジレスト)よりも非常にコンパクト。ザックの横にくくり付ける必要がなく、ザック内にきれいに収まるのがありがたい。寝心地も非常に良い。特に、枕のフィッティングが暖かさを増す感じだ。購入したマット本体は、厚手の120キャンプという品目で、軽量化より快適性をちょっと優先したタイプだ。ショップのサンプルで寝転がって試した感じ、薄手の非キャンプタイプはまっすぐ寝ているときはいいが、寝返りを打ったりすると底当たり感があり、寒さ対策でも不利だと思う。足マットは、身長184cmの自分にはちょっと短くて足りない。これなら、ザックの背マットを足の下に引くほうがいい。
テント内のフロアシートも、これまで使っていた銀マットをやめ、防水布シートを新調した。ハイマウントのオールウェザーブランケットという製品で、軽くてコンパクトにたためる。恐らく、断熱効果は銀マットより劣るだろうが、積雪期でもない限り、さほど違いはない。床下地面の小砂利などの感触も、大して変わらないと思った。何よりも、たたみやすさが銀マットとは段違いで、ザック内にきれいに収納できるのがいい。しかも、重量は銀マットより軽いし、耐久性もこっちのほうが良さそうだ。
新マット導入で、背中の暖かさは増したのだが、稜線で風に吹かれた影響で、カラダがとても冷える。テント内の室温14℃くらいなのに、やたら寒い。上半身は下着の上にフリース2枚、下半身は下着の上にフリース1枚着て、ようやく寒さは収まった。