練馬・石神井公園でのお花見

先週の王子・飛鳥山に続いて、今回は練馬・石神井公園までトレーニング歩きをしてきた。
満開時期になったため、桜撮りにも気合いを入れて撮影機材は前回より重装備。お花見も、グループでの本格的なイベントだ。
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自宅(川口市)から石神井公園までは15kmある。例によって、左右の足首それぞれに1.5kgの重りベルトを装着。登山靴と合わせると、左右両方で5.0kgだ。交換レンズ・三脚などの撮影用具一式は、前週より増して8.5kg。カメラや着替え、財布などに加え、今回はお花見用の酒720ml×2本もサブザックに入れて、6.9kg。これらで装備重量の合計は20.4kgになった。

07時00分、自宅を出発。近所の神社(鎮守様)に道中安全を祈願した後、荒川の堤防へ上がる。気温は20℃ほどあり、前週の10℃ほどのときより、かなり蒸し暑さを感じる。

堤防を西にしばらく歩いた後、戸田橋を渡って、東京都へ入る。国道17号(中山道)を南下した後、板橋区志村で右折し、環八通り西行する。

環八通りを歩く途中、陸上自衛隊の練馬駐屯地の前を通った。敷地内には素晴らしい桜並木がある。
練馬春日町で右折し、そこからは国道241号(富士街道)を西行。10時を過ぎる頃になると、疲れが出てきて、足の踵が痛み出した。都市部の平らな舗装道は、山道とは違った意味で足への負担が大きいようだ。途中、コンビニでドリンクを買い、軽く休憩。何だかんだで、石神井公園までの行動中、1.5リットル飲み干した。

10時50分、石神井公園の入口(管理事務所前)に到着。目標タイムを3時間半に置いていたが、疲れて休憩した分などで20分ほどオーバーした。
着いてまずやることは、お花見の場所確保だ。参加メンバーは自分を入れて5名。自分以外は、14時に集合することになっている。ザックを降ろしてレジャーシートを広げるさまは、何となくキャンプ地のテント設営に近い感覚だ。お花見の場所取りというのは、基本的に1名常駐すべきなのだが、周りの人の善意を信じ、シートの上に連絡先の張り紙を置くだけの無人体制にした。準備が整ったところで、メンバーにケータイでGPS情報をメールする。



撮影機材を持って、公園内を歩く。暖かで穏やかな日差しと満開の桜に誘われてか、とても人が多い。上野公園ほどではないが、通路は多くの人とすれ違いながらでゆっくり歩く。池のまわりをぐるりと一周したところで、メンバーから石神井公園駅に到着したとの連絡が、ケータイに入った。駅前のお店で食材を買い出してもらう。

押さえた場所に戻ってみると、広げたシート上には桜の花びらが降ってたくさん乗っていた。それだけなら風情があっていいが、ところどころに見苦しい染みが付着している。メジロなど鳥たちの糞だ。周りは多くの人で宴たけなわの中、この一角だけ無人だったので、鳥が落ち着いて休めるスポットになってしまったのかも知れない。シートを振りはらって紙で拭き、きれいにした。

頭上を見上げると、桜が一面、天井のように広がっている。さっきまで居た鳥たちは、シートをはらう物音に気付いてか、ほかの場所へ移ってくれたようだ。

買い出しを終えたメンバー4名が到着。GPS地図を頼りに来ていただいたが、頭上に密生する桜の花枝が邪魔してか20〜30メートル程度の測位誤差があったため、たくさんの人びとの中から顔を見つけるまでに少々手間取った。
昨年に隅田川で行ったお花見と同じ、南青山の仕事チームなのだが、直近の都合から昨年のときよりも少人数での催しになった。しかし、相変わらず和気あいあいで楽しい。
風がそよぐたび、桜の花吹雪が幻想的に舞い降りる。今年は花色も濃く、一斉に咲いて一斉に散る、素晴らしく桜らしい桜だと思う。

自分が持っていったお酒は、復興を願う福島・箕輪門と我が埼玉・秩父錦。どちらも最高級の大吟醸酒だが、メンバーの人気は箕輪門のほうが高かったようだ。キリっとした中にコクがあってとても味が深い。秩父錦は香り高く爽やかでクチあたり良いが、箕輪門に比べられると味はちょっと軽く感じてしまう。
そのほか、メンバーに持ってきていただいたビールやワインを楽しみつつ、延々と歓談が続く。久しぶりに平衡感覚が崩れるくらい酔ってしまった。
19時頃、すっかり暗くなったので撤収し、駅前の居酒屋で二次会。来年もみんな元気に集うことを誓い、21時半頃でおひらきとなった。