屏風パノラマコースも人いっぱい

2日目の朝は、まず、キャンプ地で朝日に染まる穂高と紅葉を撮影。
朝食は、涸沢ヒュッテでカレーライスとおでんを食べた。山ではこれくらいガッツリ喰うほうが、自分の体調には合っている。
その後は予定通り、屏風の頭まで行くことにした。ヒュッテ裏手からパノラマコースを歩いてみると、ここも人が多い。切り立った狭いトラバース道に行列の団体さんまでいて、なかなか進まない。待ち合わせに時間を費やしながら、屏風のコルに着くと、見事に赤く染まったナナカマドで嬉しくなった。コルには、立派な道標が立っていて、屏風の耳に向かう矢印が書かれている。しかし、屏風の頭については書かれていない。耳までは行っても良いけど頭までは行くな、と暗に指示するかのようだ。この道標のおかげか、耳までの道は相変わらず人が多い。狭いところは、対抗者と譲り合いで交互に進む。こちらは背負いが軽装ビニールザックながら、腰には一眼レフカメラとレンズ10本、肩に三脚の撮影フル装備。すれ違う人に、すごい装備ですねと、何度も声をかけられてしまう。