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本日も天候良好。体調は若干疲れ気味。昨日に続いてエキスパート向けルートである、北穂高岳→涸沢岳→奥穂高岳を縦走。さまざまな岩稜帯で飽きることのない大キレットに比べ、このルートは繰り返し何度も似たような形状の岩稜帯を越える必要があり、ちょっと気分の滅入る要素があると思う。しかし、ペンキマークはここも明瞭で、本日のように天候に恵まれれば、進むに従い少しずつパースが変化する涸沢カールを眺める楽しみもあり、これはこれで楽しめるルートだった。
涸沢岳の登り開始地点で、10人ほどの場違いな少女集団が大渋滞を起こしていた。浮き石をバンバン落とし、危険なことこの上ない。君子危うきに近寄らず、安全な地点で30分ほど待って通過を見届ける。
その後、涸沢岳を下って穂高岳山荘へ無事到着。山荘特製ラーメンで昼食を済ませた後、奥穂高岳に登頂し、ガスに包まれるジャンダルムの撮影を楽しんだ。
北穂頂上から眺める御来光。右下のピークは常念岳。
朝日を浴びる槍ヶ岳。太陽位置の関係で、それほど赤みは出なかった。太陽がもっと南東になる季節だったら良いんだろうなあ。
穂高はよく染まった。欲を言えば、雲がほしいところ。
エイリアンの頭のような風貌の双六岳。
笠ヶ岳はここでもバッチリ。
少し陽が昇ったところで撮った、笠ヶ岳右肩から槍まで超広角な風景。今にして思えば、魚眼レンズなら笠ヶ岳山頂まで収まったはず。
北穂高小屋の南側直下の道は、雪渓が残っている。
涸沢岳へ向かう途中、東(信州)側から見た滝谷ドーム。
通過後、西(飛騨)側から振り返った滝谷ドーム。奥壁バンドと呼ばれる高所のトラバース道で、高度感抜群。谷底までの落差は1200メートルもあるらしい。
涸沢岳山頂近くから見た、奥穂〜馬の背〜ロバの耳〜ジャンダルの稜線。
通過後に振り返る、涸沢岳北側の稜線。尖った岩峰が信州側にオーバーハングし連なっている。
涸沢岳山頂からは、穂高岳山荘から奥穂高岳への道を一望できる。
穂高岳山荘に到着。人多し。
奥穂高岳取り付きをちょっと登った位置から見た、涸沢岳〜穂高岳山荘。ヘリポート右下が幕営地になっている。