pcmbeta2008-08-07


天候、体調ともに極めて良好。今回最大の目的である大キレット越えを無事に達成。前夜は恐怖を予感してドキドキだったが、実際の難所は意外にも楽しく、自分の腕試しにとても満足できるコースだった。ただ、最後の北穂への取付から岩壁急登は、ぐんぐん高度を上げる分、きつかった。


午前1時半から3時半まで2時間ほど露光して撮った、槍ヶ岳北極星周りの星空。



常念平方面から見た御来光。



深紅に染まる明け方の空。



残念ながら、明け方の穂高はモヤ気味で雲もかからず、いまひとつ。



陽が昇り、赤みが取れた頃の穂高。モヤがきれてクリアに撮れた。



笠ヶ岳は明け方にくっきり撮れた。



久しぶりに晴れて、南岳小屋では布団干し。



わくわくドキドキな、大キレット入口。



最初の難所はザレ場の急斜面。ズルっと滑らないよう、ガラガラ〜と石を転がさないよう、細心の注意を払う。



細い足場に神経を使う、最低鞍部へ向かう降り道。



コル付近から振り返った南岳南壁。ここを降りてきたのかと思うと、なかなかの達成感。



通過中の長谷川ピーク。右も左も恐怖の滑り台。



通過後に振り返り見た、長谷川ピーク(左)と南岳南壁(右)。



次なる難所、飛騨泣き入口付近。



通過中の飛騨泣き。危険箇所には鉄板で足場が整備され、ちょっと安心。



飛騨泣き通過後に現れる、岩場の急登。ザレ石がごろごろしていて、落石要注意。



急登の末、辿り着いた北穂高小屋。この頃には北穂山頂がガスに包まれ、日差しが見えなくなった。



北穂高岳の山頂。昨年、涸沢まで来ていながら悪天候で登頂を見送っていたので、ちょっと嬉しい。



午後、ガスの切れ目から一瞬見えた、大キレット全貌と槍ヶ岳



穂高小屋の夕食。豚生姜焼きに生野菜サラダと、山ではかなりな贅沢メニュー。ご飯も美味しく炊かれており、文句なし。



黄昏色に染まる常念岳



北穂頂上から見た大キレット尾根のすごい迫力。



縦走路に雲がかかる日暮れの槍ヶ岳