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天候、体調ともに極めて良好。今回最大の目的である大キレット越えを無事に達成。前夜は恐怖を予感してドキドキだったが、実際の難所は意外にも楽しく、自分の腕試しにとても満足できるコースだった。ただ、最後の北穂への取付から岩壁急登は、ぐんぐん高度を上げる分、きつかった。
午前1時半から3時半まで2時間ほど露光して撮った、槍ヶ岳と北極星周りの星空。
残念ながら、明け方の穂高はモヤ気味で雲もかからず、いまひとつ。
陽が昇り、赤みが取れた頃の穂高。モヤがきれてクリアに撮れた。
笠ヶ岳は明け方にくっきり撮れた。
わくわくドキドキな、大キレット入口。
最初の難所はザレ場の急斜面。ズルっと滑らないよう、ガラガラ〜と石を転がさないよう、細心の注意を払う。
コル付近から振り返った南岳南壁。ここを降りてきたのかと思うと、なかなかの達成感。
通過中の飛騨泣き。危険箇所には鉄板で足場が整備され、ちょっと安心。
飛騨泣き通過後に現れる、岩場の急登。ザレ石がごろごろしていて、落石要注意。
急登の末、辿り着いた北穂高小屋。この頃には北穂山頂がガスに包まれ、日差しが見えなくなった。
北穂高岳の山頂。昨年、涸沢まで来ていながら悪天候で登頂を見送っていたので、ちょっと嬉しい。
北穂高小屋の夕食。豚生姜焼きに生野菜サラダと、山ではかなりな贅沢メニュー。ご飯も美味しく炊かれており、文句なし。
黄昏色に染まる常念岳。
北穂頂上から見た大キレット尾根のすごい迫力。
縦走路に雲がかかる日暮れの槍ヶ岳。