孤独な大天井荘キャンプ地

大天井荘のキャンプ地へ出てみると、あれ?誰もいない。ここで一泊する人はやはり少ないようだ。ここは普通、休憩ポイントであり、燕岳から1日で次の常念乗越まで歩いてしまう人が多いのである。私の場合、荷物と体力的な考慮もさることながら、展望台としての圧倒的魅力で、ここ大天井岳での宿泊を計画した。キャンプ地から10分程度で標高2922メートルの頂上へ出られるのだから、写真撮影には計り知れない魅力がある。
とは言え、午後になってくると、雲が増え、青空が見えなくなった。気象予報によると、明日は雨。大天井荘のマネージャの方の話でも、これから天候が荒れるとのこと。山の天気は分からない、じっくり腰を落ち着け、様子を見ることにしよう。
テントの設営場所には迷った。どこに張っても良い上に、誰もいない。まあ、せっかくなので、一番見晴らしの良い場所に陣取ることにした。

写真の中央下に見える緑の小さな三角がマイ・テントである。
しばらくすると、3パーティーほど到着しテントが建ったが、絶景ポイントに並んで建てるグループはなかった。普通、そこは避ける場所だろうってことなのかな?