河口局前→母の白滝→三ツ峠(木無山)山頂

南岸低気圧接近により、太平洋側で久しぶりの積雪があるとの天気予報で、急遽、テントを担いで三ツ峠へ一泊二日で行ってみた。今回のザック重量は25kg。
富士急鉄道の河口湖駅で降りて、富士急バスで河口局前まで行く。それにしても、富士急鉄道だけなぜ、Suica/Pasmoが使えないのだろうか? JR東日本線と相互乗り入れで直行運行もしているし、富士急バスや河口湖駅売店では使えるのに、大月〜河口湖間の路線だけSuica/Pasmoが使えないのは、理不尽でとても不便だ。

バスを降りてみると、けっこう雪が積もっている。河口郵便局の前の広場で、スパッツとアイゼンを装着。登山口へ向かう。

登山口付近で、積雪はざっとみて15cm。母の白滝近くまでは自動車の入っている林道なので、雪があっても歩くのにさほどの支障はない。

母の白滝は、大部分が凍り付き、ブルーアイスが張っている。厳冬期らしい光景だ。
ここから先は急な階段の登りが始まる。ふかふかのパウダースノーの下に岩ごろごろの急斜面は、アイゼンがあっても足元が定まりにくく、なかなかキツい。トレースはなんとか追えるものの、降り積もった新雪で消えかかっている。
中間点の鉄塔付近から先で、本日の先行者らしいトレースが見えるようになった。付近の林道までクルマで入った人なのだろう。しばらく歩いていると、後ろからスノーシューを履いた若い男女二人組がやってきた。つぼ足の自分とはまるで比べものにならないスピードで、追い抜かれてしまった。ワカンを持ってくれば良かったなあ、と反省。プチラッセル状態のため、体力消耗も著しい。
16時頃、ようやく木無山の山頂に到着。吹雪いて視界が悪く、富士山はおろか、御巣鷹山のアンテナさえ見えない。開運山の先の鞍部まで行ってテントを張るつもりだったが、体力限界近いため、開運山手前の展望地でテントを張った。
疲労のためか、あまり空腹感がなかったため、すぐにシュラフを広げて、寝ることにした。
21時半頃、空腹で目覚めたため、食事を摂る。あたりの雪をとってバーナーで溶かし、お湯を作った後、玉ねぎを刻んで、棒ラーメンと煮込み、食べた。
食事の後は、ケータイのワンセグでテレビのニュースをチェック。明日は間違いなく晴天のようだ。南岸低気圧の影響で風が強く、テントはバタバタ揺れるが、経験的に大したことない範囲だ。樹林帯の山は、気が楽でいい。