ハーバード白熱教室

今年春、NHK教育テレビで放送されていたハーバード白熱教室が、今夜からBSハイビジョンで再放送され始めた。春の放送は、最初の6回までは見たのだが、その後、録画機の調子が悪く失敗してしまったので、今回はしっかり録るつもりだ。
http://www.nhk.or.jp/harvard/index.html
アメリカ・ハーバード大学で実際に行われている授業、マイケル・サンデル教授の政治哲学「Justice(正義)」。これをそのままライブ収録した内容なのだが、君ならどうする?と学生たちに問いかけ、それぞれの意見から現代哲学の全体像につなげていく、その展開がすごい。
第一回から「殺人に正義はあるか」というものものしいテーマで、サバイバル状況に置かれた究極の選択に、何が正しい行動なのかを考えさせられる。
哲学というのは工学などと違って、実用性ある答えが得られるようなものじゃないのだが、この考えるという行為そのもの、人それぞれの人生観を変えていくことにつながると思うし、盲信しない流されない生き方こそ、世の中全体を変えていく原動力になるんじゃないか。