まだ3月前なのに、もう花粉症で悩むシーズンに突入。山行はしばしお休みである。
昨年末、自宅から徒歩3分ほどの至近距離に大手チェーンのスポーツジムができ、幸運にも勤務先の健康保険組合法人会員になっていたため、割安で利用できることが分かった。そこで、週2〜3回程度のペースで利用している。
メタボ検診義務化の影響か、最近のスポーツジムは昔と違って、筋力トレーニングよりも有酸素運動に主力を置いている印象だ。山登りのためのトレーニングを念頭に置く自分にとっても、この傾向はありがたい。
こちらのスポーツジムへ行く前は、自宅から徒歩5分強の市営スポーツセンターへ行っていたが、そこは夜8時までしか利用できないため、仕事を持つ身としては平日利用は実質無理なのが痛かった。また、トレーニングマシンは筋トレ中心で、有酸素系は数も種類も少なく、予約を入れておかないと使えない。脈拍数を見ながら負荷を調整するようなハイテク装備もないので、うっかりするとヘトヘトに疲れ果てることもあった。1回500円という利用料金の安さ以外には、メリットを見出せない内容である。
対して、新しくできたスポーツジムは、当然、設備も最新式。それぞれの機器での運動データは即座にネットワークで伝送され、蓄積管理されている。どれをとっても楽しく飽きさせない工夫がこらされており、利用に忍耐が付きまとう市営施設とは雲泥の差だ。トレーニング後に利用できる浴室も広くきれいで快適。満足感が高い。強いて問題点を挙げるなら、利用料金が近頃の世相に反してちょっと高めだからか、なかなか利用者が集まらずガラガラに空いていることだ。損益分岐点を割って撤退にならなければ良いな、などと客の立場ながら心配してしまう。