これまで山用に使っていた携帯電話はauwikipedia:W52CAという防水仕様の機種だったが、昨年夏に出た防水耐衝撃仕様のwikipedia:W62CAがようやく安くなったので、機種変してみた。ネット上の評判はあまり芳しくないW62CAだけども、実際入手してみると、そんなに悪くない印象だ。デジタルモノの鉄則「初期ロットには手を出すな」に従って、痛い目に遭わずに済んだのかも知れない。操作に若干もたつく遅さはあるが、動作は安定確実で、不安はない。Webの進む/戻るなど、ボタン操作がW52CAから変わった部分も、こちらのほうが痒いところに手が届くような使い勝手の良さで納得がいく。W52CAで重宝したGPS機能やワンセグチューナーに加え、方位センサーや日の出・日の入り時刻、月齢算出など、山行に役立つ便利機能が盛りだくさん。しかも本体はさらに薄型軽量化し、外観デザインも良くできている。

使ってみて特に感心したのは、Bluetoothでコードレスのヘッドホンが使えるワンセグチューナーだ。満員電車で通勤する身にとって、コードレスの使い心地は革命的。恐らく山行時も、テント場で調理をするときなど、コードの煩わしさから解放されてテレビを楽しめるメリットは大きいことだろう。

近頃、日本のケータイはガラパゴス化している(http://www.nri.co.jp/navi/2008/080213_1.html)などと批判されるが、W62CAのように高密度で魅力的な機種は、日本メーカーならではの優れモノだと思う。