今週末、再び鏡平・双六へ


今週末、台風9号黄海から中国大陸へ北上するに伴い、久しぶりに夏型の気候が戻る様子だ。先々週の山行は天候に恵まれなかったので、リベンジすべく、急遽、以下の予定を組むことにした。東の太平洋高気圧から吹き出す風が西の台風に渦を巻いて吸い込まれることにより、大キレットに面白い滝雲が現れるかも知れない。大気の不安定さからずっと雲の中にいる可能性もあるが、カメラマン的には絵ハガキみたいなピーカン風景も嬉しいものではないので、この勝率は悪くないと思う。

  • 05(金) 秋葉原→(夜行バス・毎日あるぺん号)→新穂高温泉
  • 06(土) 新穂高温泉→わさび平→鏡平山荘(小屋泊)
  • 07(日) 鏡平山荘→弓折乗越→双六小屋(小屋泊)
  • 08(月) 双六小屋→弓折乗越→鏡平→わさび平→新穂高温泉→(路線バス)→平湯→(高速バス)→新宿→帰宅


新穂高温泉との交通手段は、往路を毎日あるぺん号、復路を濃飛路線・京王高速バスとする。本当は、往路も京王高速バスにしたいところだが、濃飛路線バスの始発が遅く、7時42分にならないと新穂高温泉に着かない。これでは待ち時間の無駄とともに、日照の暑さも大きなダメージだ。
復路は、毎日あるぺん号にすると、14時30分に新穂高温泉から乗らなければならない。濃飛・京王ならば、16時55分までに新穂高温泉から乗れば良いし、時間の余裕を使って立ち寄り湯に入ることもできる。新穂高温泉よりもアメニティーに秀でた平湯温泉で立ち寄り湯に入る手が使えることも、大きなメリットだ。さらに、車両の快適さも、座席シートの質と広さ、車内トイレ設備などで、毎日あるぺん号より京王高速バスのほうがずっと良い。
06(土)は、鏡平で夕暮れのフォトジェニックな瞬間を狙う。
07(日)は、鏡平で夜明けの荘厳な風景を撮った後、弓折稜線のお花畑を歩き、双六稜線からお昼前の槍ヶ岳を狙う。夕暮れには、樅沢岳から大キレットや西鎌尾根の滝雲を期待したい。
08(月)は、日の出前に双六小屋を発ち、弓折稜線で夜明けのシーンを迎えよう。そして、午前の静寂な鏡平も狙いどころだ。
二泊とも小屋泊まりのため、装備は2.5リットルの飲料水を含めて18.5kg(うち撮影機材は9.5kg)程度を予定。20kgを切るとほとんど空身と同じなので、かなり楽な山行になるだろう。