前回の山行で肩ベルト破断とフレーム折れに遭ったザックは、なんと、無償修理になった。初期モデルの設計強度不足だったそうで、現行品は肩ベルトもフレームも強化改良されているという。おかげで、メーカー側の配慮により無料で新品交換されてきた。ラッキーなのか、アンラッキーなのか、ちょっと考えてしまうところではある。
ともかく使う側としても反省点はあり、30kg詰め込んで縦走するような目的には、この軽量型60リットルザックよりも、もっと強度のある大型ザックを使うべきだろうと思うようになった。そこで本日、修理ザックの受け取りとともに、大型ザックを買い増すことにした。
新たに買い増したのは、90リットルの容量を持つ製品。二気室タイプで、雨天のテント撤収も楽になるはず。重りを30kg詰めてもらい、実際に担いでみると、これがすごくいい。カラダを大きく傾けない限りは、30kgという重さはまるで感じない。フレームと腰ベルトが非常にしっかりしているので、すこぶる安定感がある。迷わず購入決定。
色は赤と青の二種類がラインナップされているが、店内で現物を見た感じ、どちらの色もかなり渋い。カラダに合う大きさ(Lサイズ)は、青しか在庫がないとのことで、赤は取り寄せになるという。もうちょっと明るい赤なら、非常時の安全に役立つかも知れないが、この渋さなら大して変わらないし、いざとなったら派手なザックカバーを着ける手もある。手持ちのウェアと色合わせもしやすい青を持ち帰ることにした。
とりあえず次の週末は、新ザックの試運転として、行き慣れた雲取山ででもテント泊をしてみよう。