沢登りの実技講習に向けて

沢登り教室の初回実技講習は、6月16日(土)・17日(日)。日程が間近なので、急いで装備品を揃えることにした。

沢靴

沢靴は登山用品店でキャラバンのモデルを履き比べてみた。

キャラバン製品>渓流一覧
http://www.caravan-web.com/caravan/keiryuu/index.html


まず、フエルト底にするかゴム(ステルスアクア)底にするか迷った。自分の個人山行で想定する沢靴を履く場面は、例えば北アルプス・黒部の赤木沢だ。そのような場所の場合、ゴム底のほうが合致するのではないかとは思ったのだが、講習会できちんと学ぶせっかくの機会、まずは基本のフエルト底を経験しておくほうがいいのではないかと思い、今回、フエルト底のモデルから選ぶことにした。フエルト底の沢靴はモンベルなどからも出ているが、あいにく、自分の大きい足に合うサイズのものは店頭になく、取り寄せだと実技講習に間に合うかどうか微妙だ。もともとキャラバン「丹沢」を本命と考えていたので、キャラバンの各モデルを試し履きすることにした。

履き比べたのは、この写真の左から「丹沢」「黒部」「大峰」という三種類。
「丹沢」は一番安く、入門向けモデルとされている。履き心地はちょっと違和感があり、裁断・縫製の簡略化を感じさせる。靴紐をコードロック器具で止める仕組みになっていて、濡れた紐の緩み締めに悩まず、履き脱ぎはスピーディーで良さそうだ。でも、余った靴紐はだらんとしてしまうので、結局は紐結びが要るだろう。
「黒部」は一番高価なモデル。トレッキングシューズに準ずるしっかりした造りのようで、幅広でゆったりしている。履き心地も大変良く安心感がある。名前通り、北アの縦走には最適なモデルだろう。反面、小さいスタンスを探るようなルートには向いていない気がした。
「大峰」は軽快さとフィット感を重視したモデル。シューレースがつま先まで延びているし、くるぶしのパットもない薄い生地で、クライミングシューズに準ずる造りだ。幅狭での窮屈さを心配したが、実際履いてみると自分の足形との相性は良いようで、苦しくなく歩ける。このモデルを選ぶなら、フエルト底よりゴム底のほうがいいような気もしたが、やはり最初のポリシー通り、これで行ってみることにした。
店員さんの説明によると、モデルによって底のフエルトの厚みが違い、「丹沢」が10mm、「黒部」「大峰」が13mmあるという。当然、厚いほうが長く使える。また、底の形状も違う。「丹沢」「黒部」はトレッキングシューズの底のようにカーブしていて歩きやすい。「大峰」はフラットで、濡れた岩でのグリップが有利だという。
履き比べの結果、「大峰」を購入決定。

スパッツと靴下



沢靴と同じく、キャラバンの「渓流スパッツ&ソックス」セットを購入した。3mm厚のネオプレン製、生産国はタイ。店員さんの説明によると、スパッツとソックスそれぞれ単品で買うほうがモノは良いらしいが、気にするほどの違いではないという。もちろん、セットのほうが値段は安い。帰宅してから履いてみると、ソックスは店頭で試し履きした単品売りのものより、ちょっと丈が短い気もしたが、たぶん許容範囲内だ。

その他


ほかの装備品は、昨年、岩登り教室受講のため揃えたものだ。ビレイ手袋は牛革のもので考えたが、水濡れ状態で使うため、革手袋より軍手のほうが良いとのアドバイスfacebook友だちからいただき、この写真の内容から差し替える予定。また、ザックは臭くなりやすいので新品はもったいなく、使い古しのもののほうが良いとのアドバイスもいただいた。